開催報告:ソフトウェア開発におけるオープンソースの位置づけとその変化、これから

ソフトウェア技術者協会(SEA)九州支部では、オープンソースカンファレンス2012福岡にて下記のセミナーを開催致しました。オープンソースソフトウェア協会(OSSAJ)との共催でした。

「ソフトウェア開発におけるオープンソースの位置づけとその変化、これから」
講師:倉貫 義人(株式会社ソニックガーデン代表取締役)

当日は約30名の方が倉貫さんの講演を聞き、その後の質疑応答や議論に参加されました。開始直後に挙手で確認したところ、会社員の方が多く、残念ながら学生さんの参加はなかったようですが、SEAのイベントとしては平均年齢は低かったように思います。

講師の倉貫さんは、オープンソースの活用、自社で開発したシステムのオープンソース化などについて、ご自身のご経歴や経験に基づいてわかりやすく紹介してくださいました。アプリケーションやサービスを提供するビジネスにおいて、何をオープンソース化し、何はオープンソースを利用すべきなのか、大変示唆に富んだお話でした。

また、既存のソフトウェア開発のビジネスモデルを分類し、それぞれの特徴や課題を整理して詳しく解説してくださいました。そして既存のモデルの課題を解決するビジネスモデルとして倉貫さんの会社が採用している「納品のない受託開発」について、実績や留意点、顧客からの声などを紹介してくださいました。

ご講演後の質疑応答では、会場の複数の方から質問が活発に寄せられました。今回は2枠連続で105分と比較的長時間のセッションでしたが、大変密度の濃いセッションだったと思います。

(SEA九州支部世話人 古賀)