九州支部

2013年7月6日に開催した実務家のための形式手法セミナーのレポートです.


SEA 九州支部 特別セミナー : 実務家のための形式手法セミナー (開催済み)
大学の先生・学生さん・民間企業の方など, 13 名の方に参加していただきました. まず, 情報処理推進機構 (IPA) のソフトウェア高信頼化センター (SEC) の人材育成ワーキンググループの主査でいらっしゃる荒木先生から, 人材育成ワーキンググループにおいて「実務家のための形式手法シリーズ, 教材及び副読本」を作成するに至った経緯と背景のご紹介がございました.

その後, 人材育成ワーキンググループのキーパーソンの一人であるフェリカネットワークスの栗田 太郎氏から,「実務家のための形式手法シリーズ」の教材を用いて「なぜ, 形式手法か? 」という問いに対して, ご自身の開発経験をまじえてご説明いただきました. 講演は, 荒木先生と栗田さんのお 2 人の対話によっておこなわれましたので, 大変楽しく伺うことができました. セミナーの後半では, 具体的な形式手法の適用事例として, フェリカネットワークスでの形式仕様記述手法 (VDM) の適用事例をご説明いただきました.

セミナー全体をとおして, 参加くださいました専門家の方々や企業の方々から数多くの質問があり, 大変活気のあるセミナーとなりました.


(報告:中津川さん/参加者代表)

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      実務家のための形式手法セミナー (熊本)

    主催: ソフトウェア技術者協会 (SEA) 九州支部
          情報処理学会 九州支部
        くまもと技術革新・融合研究会

             参加者募集

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ソフトウェア技術者協会 (SEA) 九州支部,情報処理学会 九州支部,
くまもと技術革新・融合研究会では,九州大学の荒木 啓二郎氏とフ
ェリカネットワークスの栗田 太郎氏をお迎えして,「実務家のため
の形式手法セミナー」を開催いたします.情報処理推進機構 (IPA)
で公開されている「実務家のための形式手法シリーズ,教材及び副読
本」を基にして,これらを作成なさった中心人物であるお二人から直
接形式手法導入のエッセンスについてご講演いただきます.

「形式手法って何?」,「形式手法って役に立つの?」という問いに対
して,アカデミアと企業の立場から解説していただきます.形式手法
に関心のある方々のご参加をお待ちしております.

「実務家のための形式手法シリーズ,教材及び副読本」
 http://www.ipa.go.jp/sec/reports/20130328.html
詳細はこちら

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       実務家のための形式手法セミナー
    主催: ソフトウェア技術者協会 (SEA) 九州支部
            参加者募集

ソフトウェア技術者協会 (SEA) 九州支部では,九州大学の荒木啓二
郎氏とフェリカネットワークスの栗田 太郎氏をお迎えして,「実務
家のための形式手法セミナーを開催いたします.情報処理推進機構
(IPA) で公開されている「実務家のための形式手法シリーズ,教材
及び副読本」を基にして,これらを作成なさった中心人物であるお
二人から直接形式手法導入のエッセンスについてご講演いただきま
す.

「形式手法って何?」,「形式手法って役に立つの?」という問いに
対して,アカデミアと企業の立場から解説していただきます.形式
手法に関心のある方々のご参加をお待ちしております.

「実務家のための形式手法シリーズ,教材及び副読本」
  http://www.ipa.go.jp/sec/reports/20130328.html
詳細はこちら

ソフトウェア技術者協会(SEA)九州支部では、オープンソースカンファレンス2012福岡にて下記のセミナーを開催致しました。オープンソースソフトウェア協会(OSSAJ)との共催でした。

「ソフトウェア開発におけるオープンソースの位置づけとその変化、これから」
講師:倉貫 義人(株式会社ソニックガーデン代表取締役)

当日は約30名の方が倉貫さんの講演を聞き、その後の質疑応答や議論に参加されました。開始直後に挙手で確認したところ、会社員の方が多く、残念ながら学生さんの参加はなかったようですが、SEAのイベントとしては平均年齢は低かったように思います。

講師の倉貫さんは、オープンソースの活用、自社で開発したシステムのオープンソース化などについて、ご自身のご経歴や経験に基づいてわかりやすく紹介してくださいました。アプリケーションやサービスを提供するビジネスにおいて、何をオープンソース化し、何はオープンソースを利用すべきなのか、大変示唆に富んだお話でした。

また、既存のソフトウェア開発のビジネスモデルを分類し、それぞれの特徴や課題を整理して詳しく解説してくださいました。そして既存のモデルの課題を解決するビジネスモデルとして倉貫さんの会社が採用している「納品のない受託開発」について、実績や留意点、顧客からの声などを紹介してくださいました。

ご講演後の質疑応答では、会場の複数の方から質問が活発に寄せられました。今回は2枠連続で105分と比較的長時間のセッションでしたが、大変密度の濃いセッションだったと思います。

(SEA九州支部世話人 古賀)

ソフトウェア技術者協会(SEA)九州支部では、2012年12月8日(土)に開催されるオープンソースカンファレンス2012福岡にて下記のセミナーを開催致します。オープンソースソフトウェア協会(OSSAJ)との共催で、2コマ連続です。

「ソフトウェア開発におけるオープンソースの位置づけとその変化、これから」
講師:倉貫 義人(株式会社ソニックガーデン代表取締役)

詳細については、同カンファレンスのWebページ1コマ目2コマ目をご参照ください。
多数のご参加をお待ちしております。

実用期を迎えた関数プログラミング

— 最新動向と今後の展望 —

Twitterハッシュタグ: #FL20120531

主催: ソフトウェア技術者協会 九州支部
共催: 一般社団法人 情報処理学会九州支部

参加者募集


本フォーラムでは,今注目を集めている関数プログラミングを取り上げます.長らくコンピュータサイエンスの研究領域にあると思われていた「関数プログラミング」は、近年,実用的なプロジェクトでの使用例が続々と報告されるようになってきました.スピーカー,パネリストには早い時期から関数プログラミングの高い生産性と品質に着目し実用システム開発に活用されている方々をお招きし,その特徴,利点および導入への注意点などを紹介して頂きます.関数プログラミングに関する予備知識は一切必要ありません.

多くの皆さまの積極的なご参加をお待ち申しあげております. 詳細はこちら

SEA九州支部が協賛している講演会をご紹介します。2012年2月11日(土)開催です。


情報処理学会九州支部 特別講演会 のご案内

                   情報処理学会 九州支部
                     支部長 荒木 啓二郎

情報処理学会九州支部では、韓国浦項理工大学校 (POSTECH) の
姜 教哲 (Kang, Kyo-Chul) 教授をお招きして、下記の要領で
ソフトウェアプロダクトライン工学に関する講演会を開催致します。
姜教授は、韓国におけるソフトウェア工学の第一人者で、ソフトウェア
プロダクトラインの創設者として世界的に著名な研究者です。
英語による講演ですが、できるだけ解りやすくお話し頂くように
お願いしておきます。姜教授から直接お話をお聴きできる貴重な機会です
ので、皆様、万障お繰り合わせの上、ご参加下さいますよう
ご案内いたします。

          記

講師:Kyo-Chul Kang(姜 教哲)教授(韓国 浦項理工大学校)
題目:APLE: Architecture-Centric Product Line Engineering
概要:添付ファイルを参照下さい
日時:2012年2月11日(土)15:00~16:30
場所:福岡システムLSI総合開発センター 2階 会議室B
   http://www.ist.or.jp/lsi/pg03_01.html
主催:一般社団法人 情報処理学会九州支部
共催:NPO法人 九州組込みソフトウェアコンソーシアム(QUEST)、
IEEE Fukuoka Section
協賛:(財)九州先端科学技術研究所(ISIT)、
   ソフトウェア技術者協会(SEA)九州支部、
   プロジェクトマネジメント学会九州支部、
   九州地域組込みシステム協議会(ES-Kyushu)
参加費:無料
定員:50名
(申し込み多数の場合は参加をお断りすることがありますことを
 予め御承知おき下さい。)
申込先:
 情報処理学会九州支部事務局(川根) kawane [at-mark] isit.or.jp
 QUEST(芦原) ashihara [at-mark] nalab.jp

以上
問合先:
情報処理学会九州支部長 荒木 啓二郎(九州大学)
    araki [at-mark] csce.kyushu-u.ac.jp

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姜 教授 特別講演会 参加申し込み

氏名:
所属:
E-mail:
参加組織をお知らせ下さい(複数選択可):
 情報処理学会、QUEST、IEEE、SEA、PM学会、ES-Kyushu、該当無し
備考:
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ソフトウェア・システム開発では、開発の上流段階で仕様を正確に記述することが信頼性確保に重要であることが認識されるようになり、形式手法がその実現策として注目されています。このためIPA/SEC では、形式手法導入を容易にするための教材開発を行い、その教材をもとにして、「形式手法導入パイロット教育コース」を実施し、形式手法を開発現場でどのように導入するとよいかを経営者の立場も踏まえて理解できるようにしています。
開発現場における問題点を改善・解決したいと考えているプロジェクトメンバー、プロジェクトリーダー又はマネージャーを対象とした、形式手法による開発が高品質で生産性が高いことを実感できるセミナーです。
詳細はこちら

SEA九州支部では、下記のセミナーを熊本で開催(共催)致します。
多数のご参加をお待ちしております。


熊本で基本を学ぶ:形式手法とソフトウェア品質保証

くまもと技術革新・融合研究会
ソフトウェア工学検討会

ソフトウェア工学検討会では、品質保証と形式手法の2本立てセミナーを下記の通り開催します。

品質保証についてはNARAコンサルタントの奈良 隆正氏を、形式手法については九州大学の荒木 啓二郎氏を講師としてお迎えします。

しっかり理解していただけるように、質疑応答の時間もたっぷり確保しました。ソフトウェア開発部門や品質保証部門の管理者やリーダーはもちろんですが、基本的な考え方を知る機会としては、経営者の方にもお勧めです。

多くのみなさんの積極的なご参加をお待ちしています。

■日 時■

2011年11月8日(火)  12:30開場 13:00~17:00

■会 場■

くまもと森都心プラザ 会議室A、B(連結利用)
熊本市春日1丁目14番1号(JR熊本駅前)
http://bit.ly/moritoshin (熊本市HP内への短縮リンク)

■対象者■

九州内の企業・大学等管理者・技術者・研究者など
(九州以外からの参加者も歓迎します)

■定 員■

90名(定員になり次第受付終了)

■内 容■

[第1部] 13:00 – 15:00 品質保証

「ソフトウェア品質保証(活動)の基本的なフレームワーク」
<NARAコンサルタント 奈良 隆正氏>

ソフトウェアの品質保証(活動)というと多くの人は何か特別な事をしなければいけないと誤解しているが、基本は「自分の仕事の結果について責任を持つ」という事です。ではどの様にすれば自分の結果に責任を持つことが出来るのでしょうか。

ソフトウェアの世界には「V&V(検証と妥当性確認)」と言われる品質保証のための有名なモデルが有り、このモデルを着実に実行することこそが品質保証の基本となります。今回はV&Vの考え方、その実務への適用方法と基本的なフレームワーク、適用を確実にするための関連技術(例えば測定技術)などについて解説します。

[第2部] 15:00 – 17:00 形式手法

「形式手法って何? ー 効用と導入のポイント ー」
<九州大学 荒木 啓二郎氏>

ソフトウェアの信頼性や安全性を保証する有効な方法の一つとして形式手法 (formal methods) に対する関心が高まっています。ヨーロッパでは、基礎研究と実用システム開発への適用経験が長年にわたって蓄積されています。

本講演では、具体的な適用事例も挙げながら、形式手法の特質とその効用について紹介し、形式手法を実際のシステム開発に適用する際の留意点について述べます。

■主 催■

くまもと技術革新・融合研究会(RIST) ソフトウェア工学検討会
九州地域組込みシステム協議会(ES-Kyushu)

■共 催■

独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
ソフトウェア技術者協会(SEA) 九州支部

■参加費■

無料 (懇親会は4000円程度の予定)

■お問い合わせ・お申し込み■

株式会社電盛社 市村 s_ichimura [at-mark] densei.co.jp
※参加申込みは、平成23年11月7日(月)までに以下の内容を
メールにて送信してください。

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熊本で基本を学ぶ:形式手法とソフトウェア品質保証
平成23年11月8日(火)
組織名:
氏 名:
電 話:
メールアドレス:
懇親会:参加・不参加(不要な方を削除して下さい。)
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世博記念フォーラム –「無形労働価値とソフトウェア技術移転」(開催済み)

上海フォーラムでの会場と討論の様子。

3つの地域を遠征しながら連続で実施するイベントのまず最初のフォーラムを、SIGEDU、SEA九州支部および地元の上海オフショア開発フォーラム(SOF)の主催で7月22日に開催しました。

日本から10名、地元から11名の参加があり、無形労働、OSS、技術移転をテーマに話題講演と引き続いての討論を行いました。その中で「もぐら」経営者の新井さんの「創造性」の話をきっかけに、オブザーバ参加のPANTAさんを巻き込んで議論が拡大しました。

アンケートによると中国のでのソフトウェア開発の実態を知ることができたとかで、好評でした。講演資料は現在編集中であり、準備ができ次第案内の予定。

SEA上海支部・杉田義明 (8月5日)

SEA九州支部 特別セミナー:セーフウェア – システム安全とコンピュータ(開催済み)

大学の先生・学生さん・民間企業の方など、11名の方に参加していただきました。また、メディアの方も取材に来られていました。セミナーでは、松原さんからシステム安全に関する多角的で示唆に富む内容をご指導いただきました。特に、豊富なご経験に基づく日本での事例や原著者であるナンシー氏との長年の交流に基づく的確な指摘(書籍の中でも重要なポイントや込められた意味など)といった、書籍「セーフウェア」を購入しただけでは知ることができない情報も盛りだくさんでした。

講師の松原さんのご好意により、当日使用されたスライドデータを添付致します。

最後の質疑応答も活発でした。具体的には、技術者の教育・いかにして事故を想定するか・技術やノウハウの伝承・信頼性と安全性との関係などに関する質問が出て、それをきっかけに講師と参加者の間で非常に距離の近い意見交換がなされました。

もう少し時間に余裕のあるプログラムであれば得るものがもっと多かったかも知れませんが、システム安全に関して深く考える貴重な機会になったのではないかと思います。講師の松原さん、開催に多大なご協力をいただいた皆様、参加者の皆様、本当にありがとうございました。

SEA九州支部 古賀 克之

SEA九州支部では、2010年6月3日(木)に熊本で下記のイベントを開催します。

主催:ソフトウェア技術者協会 九州支部
くまもと技術革新・融合研究会(RIST)
共催:熊本県産業技術センター
熊本県工業技術振興協会

SEA九州支部と九州大学システムLSI研究センター(SLRC)は、2010年6月2日(水)に特別セミナー「セーフウェア – システム安全とコンピュータ」を開催致します。NPO法人 九州組込みソフトウェアコンソーシアム(QUEST)、くまもと技術革新・融合研究会(RIST)との共催です。詳細やお申し込みについては、下記のページをご覧下さい。

翌日6月3日(木)には熊本でも同様のイベントを開催します。