SEA Forum in March 2017 [IT技術者のみらい]

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SEA Forum in March 2017

【若手歓迎・40 歳未満参加費 1,000 円】

IT技術者のみらい

ーコールUCB名誉教授との対話を通して-

主催: ソフトウェア技術者協会 (SEA)

参加者募集
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コール教授の論文「日本のリーダーはソフトウエアの本質を理解していない」を日本語に訳された新谷さんによるご講演と議論です.ちなみに,論文は次のブロックから始まっています.

日本は活発なソフトウエア産業を持っているようである。売上高で見れば、米国に次いで二番目の地位をドイツと争っている。日本の各社はソフトウエアを開発するプロセスの力を誇示している。だが、実際問題として、ソフトウエアによるイノベーションを起こし、世界で競争力ある製品とサービスを提供する、といった観点で見た時に、日本の力はどういう意味を持っているのだろうか?

この論文をスタートにこれまでとは異なった議論が展開されると思います.ご興味のある方は,ぜひご参加下さい.

[講演者(*)からのお誘い]

2006年の 28th ICSE(International Conferenece On Software Engineering)上海会議に参加して,ベームの基調講演「ソフトウェアエンジニアリングの過去・現在・未来」という基調講演以上に強烈な印象を受けたのが,シーメンスR&D担当副社長による「シーメンスは今や世界に2万数千人のソフトウェア開発者を抱える世界規模のソフトウェア企業である」というプレゼンでした.

昨今,人工知能をはじめ,IoT やソフトウェアによる革新的なイノベーションなどといったキーワードをメディアで見聞きしない日はほとんどありません.しかしながら,シーメンス社によるプレゼンを聞いてからはや11年になる今,日本の重電各社 あるいは 一般企業の経営層から同様なステートメントを聞くことはないのはいったい何故なのでしょうか?

ちなみに最近の METI の調査によると,日本でソフトウェアエンジニアになることに将来性を感じている若者は少ないようです.ソフトウェアは,いわゆる箱物,ハードウェアに精神を注入することができます.即ち,ソフトウェア開発に関わるエンジニアは「モノに命を吹き込む」というきわめて創造性に富んだ仕事をする人です. IPA の調査にもありますが,こうした人材が圧倒的に不足している,或いはますます不足するであろうといった警告は既に数十年も前から発せられています.さらに気になるのは,こうしてエンジニア不足を訴える人たち自身に,創造的な人材を育成しようとする意気込みが感じられないことです.

ソフトウェアエンジニアの育成に関わる皆さんと,このあたりの問題にどう対応することが必要なのか是非討議をしたい.私は,各種資料で問題提起をしたいと考えますので,議論が盛り上がることを期待しています.

 

(*) 講師:新谷勝利(IPA 専門委員)
1969 年 4 月日本 IBM 入社.営業部門を経て1981 年 4 月に開発部門に移動後1999年に早期退職するまでソフトウェア開発部門のプログラマー,開発スタッフ,マネージャーを経験,2004 年 9 月に IPA に設立されたソフトウェアエンジニアリングセンターに移動.2013年に退職後専門委員に就任,現在に至る.

─────────── 開 催 要 領 ──────────

1. 日時

2017 年 3 月 30 日 (木曜日)  18:30-20:00

2. プログラム

18:00-18:30 受付
18:30 -20:00 講演「IT技術者のみらい」と議論

3. 会場

アットビジネスセンター渋谷東口駅前 404号室
渋谷区渋谷2-22-8 名取ビル

http://abc-kaigishitsu.com/shibuya/access3.html

4. 定員: 30 名

お申し込み順です.定員になり次第受け付けを締め切ります.

5. 参加費

SEA 正会員: 1,000 円
SEA 賛助会員: 2,000 円
一般: 3,000 円

なお,40歳未満は一律1,000円です.

6. お申し込み方法

下記のお申込票に必要事項をご記入の上,下記のアドレス宛てに電子メールでお申し込みください.折り返し受け付け確認のメールをお送りいたします.

お申し込みメールアドレス: forum @ sea.jp

7. その他

参加費は当日現金でお支払いください.ご希望の方には,領収書を発行いたします.

終了後、有志で講師を囲んでの交流会への参加意向をお知らせください。

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◆SEA Forum in March 2017 参加お申込票◆

氏名: ,ふりがな:
メールアドレス:
種別 (いずれかにチェック,記入)
□SEA 会員 (No: )
□SEA 賛助会員 (会社名: )
□40 歳未満
□その他一般
領収書の要否: 必要・不必要
領収書の宛名:

□終了後の交流会への参加:する/しない

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