無形労働に関する議論

無形労働(Immaterial Labor)

無形労働は,Maurizio Lazzaratoさんによって提案された概念です.普通に訳すと,非物質労働となりますが,ここでは無形労働と訳しておきます.

Lazzaratoさんの定義では,「“情報”と”文化”に関する内実を含んだ商品を,生み出す労働である」となります.これまでの工場労働とは異なり(もちろん,工場労働的サービス業もまた除かれます),その労働自身が直接に形あるものを生み出さない活動です.

これまでにSEAでは,IWFSTやフォーラムを通じて,無形労働に関して議論してきました.これからもSEA主催のSSやフォーラムで引き続き議論していく予定です.順次その成果を載せていきたいと思います.

以下は,岸田さんからの投稿論文になります.

革新的ソフトウェアプロジェクトを目指して(改訂版)

また,Lazzaratoさんから許可を頂いたので,日本語試訳を掲載します.

Lazzarato_Immaterial_Labour_japanese_0.83

(文責:伊藤)