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◆SEA-MAIL メルマガ版 2012 年 第 3 号◆
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本メルマガでは、定期的に SEA 主催のイベント情報や幹事による
コラム等をまとめてお伝えします。
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◆目次
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1. これから開催するイベント
2. これまで開催したイベントのレポート
3. 幹事コラム: 近藤 康二
「プロフェッショナル」
4. SEAのSNSでコミュニティを作りませんか
5. SEA Forum のテーマ募集
6. 本メルマガへの寄稿募集
7. SEA on ソーシャルメディアのご紹介
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◆1. これから開催するイベント
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これから開催する SEA 主催のイベントです。
多数のご参加をお待ちしています。
特に、来週火曜日にSpecial Forumとして玉井先生の特別講義が実施さ
れますのでご案内いたします。
玉井先生はソフトウェア技術者協会 (SEA) の元代表幹事であり、長年、
幹事として SEA の運営に貢献され、この 3 月に東京大学を退職されま
す。本Special Forumはこれを記念して開催するものです。
貴重な機会ですし、参加費無料ですので多くの方のご参加を心よりお待
ちしています!
●SEA Special Forum
テーマ:「ソフトウェア社会のゆくえ」
~ 玉井哲雄先生特別講義 ~
1. 日時:2012年03月27日(火) 13:30 – 17:00
2. 会場:筑波大学東京キャンパス (丸ノ内線 茗荷谷駅) 134 教室
3. 参加費:無料
http://sea.jp/?p=918
●SEA SPIN Meeting April 2012
テーマ:「テスト設計」
1. 日時:2012年04月13日(金) 18:30 – 20:30
2. 会場:渋谷区 神宮前穏田区民会館
3. 参加費:SEA正会員:1,000円,SEA賛助会員:2,000円,一般:3,000円
http://sea.jp/?p=947
●ソフトウェア・シンポジウム 2012 in 福井
http://www.sea.jp/ss2012/
来年のソフトウェア・シンポジウムは、6月12日(火) – 14日(木)
に福井駅前の AOSSA で開催します。
お問い合わせ、ご意見は、ss2012inquiry [at-mark] sea.jp までお送りく
ださい。
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◆2. これまで開催したイベントのレポート
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3月5日に開催したSEAフォーラム「実用期を迎えた関数プログラミング」
のレポートと、発表者資料へのリンクを以下の場所に掲載しています。
●実用期を迎えた関数プログラミング 参加レポート
http://sea.jp/?p=937
●実用期を迎えた関数プログラミング 発表資料集
http://sea.jp/?p=943
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◆3. 幹事コラム: 近藤 康二
「プロフェッショナル」
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3月11日。忘れられない日となりました。
1年前のその日、会社で採用面接の最中でした。「あなたの良いと
ころはなんですか?」と質問したその時に、今まで経験したことの
ない大きな揺れを感じました。急いで狭い机の下に潜り込んで、応
募者と顔を見合わせながら揺れがおさまるのを待ちました。会議室
の窓の外では、高層ビルがまるで柳のようにしなやかに揺れ動いて
いたのを覚えています。あれから1年、あの応募者はめでたく合格
となり、私の席のすぐ近くでがんばっています。
私達は震災からで多くのことを学びました。絆、想定外、原子力
発電、津波などなど。そして最も大切な事は、この学んだことを後
世に語り継ぐことではないでしょうか。
ソフトウェアエンジニアリングでは、技術伝承の話題がよく取り
上げられます。私たちは、どうすれば先人が学んだことを知見とし
て受け取り、同じ過ちを犯さずに品質の高いソフトウェアが造れる
ようになるのでしょうか。
最近、若手の技術教育担当になりました。まずは手始めに4月か
ら入社予定の新入社員(正確には内定社員)と入社前の肩慣らしと
してJavaを使った簡単なゲームソフトを開発しています。この開
発課題を通じてソフトウェアエンジニアリングに関する様々な体験
をしてもらおうというのが狙いです。
先日、ビデオ会議で面白いやりとりがありました。担当講師が、
「そろそろプログラムが動き始めた人もいるのでちゃんとテストを
やってくださいね」と指示すると、ある新入社員が「テストって何
ですか?」と質問しました。ベテラン講師は、慌てずにテストの必
要性を丁寧に分かり易く解説しました。すると新入社員は「必要性
はよくわかりました。では、何をどうすればよいですか?」と聞き
返しました。これにはさすがに講師も耐えかねて「まずは自分でよ
く考えてくださいね」と返事をしました。
なぜ自分で考えようとしないのでしょうか。そんなことを考えて
いたときに、SEA幹事のMLに松原友夫さんが書かれた「日本のソフ
トウエア産業、衰退の真因」というコラムの紹介がありました。
<http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070306/264055/>
本人自身が自分にとって何故知識や技術が必要なのか?を自ら自
立的に考えないかぎり、他人が何を教えても結局身に付かないので
はないかと思います。逆に、自立さえすれば先人が憂うことなく自
らその歴史を学び、より良い考え方を身につけ自ら育っていくので
はないでしょうか。まさにこれがプロフェッショナルになるという
ことだと松原さんは書かれています。さらに、本人が自立するため
には、その本人と対峙する経営が自立する必要があるとも書かれて
います。経営とはトップマネジメントのみならず、組織やチーム、
指導者、先輩なども含まれるのではないでしょうか。
季節柄、来年の新卒採用の為に人事担当と大学まわりをしていま
す。就職担当の先生とお話しする機会も多く、最近の学生に対する
憂いをよくお聞きします。基礎的な勉強をしたがらない、地道なプ
ログラミングに興味がない、などなど。学生にも問題があるかもし
れませんが、その学生のまわりにある、社会や大学、あるいは先生
方(m(_ _)m)がもう一度考えてみる必要があるのではないでしょ
うか。
テレビでは震災にあわれた方々が、復興にむけて不屈の精神で立
ち上がろうとされています。まさに、自立されようとしているので
す。そんな様子を見ながら、自分もソフトウェア技術者として自立
しなければいけないと想う今日この頃です。
目の前を見ると、1年前に採用合格となった彼女がたのもしく見
えるのは何故でしょうか。
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◆4. SEAのSNSでコミュニティを作りませんか
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SEAでは会員サービスとしてオープンソースのOpenPNE Version2
を使ったSNSを運用しています。このSNSではコミュニティでのト
ピックやイベントでファイルを置くことで情報の共有などができま
す。
SEAのSNSを活用して、コミュニティを作成しませんか。たとえば
SEA関西では、SEAの幹事や会員が責任を持って他の会員や非会員
の方も招待して、分科会やメーリングリストだけでなく情報共有で
きる場を作ろうと思っています。
SEAのSNSへの参加を希望される方は
sns-adm [at-mark] sea.jp
までご連絡ください。折り返し招待メールが届きます。
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◆5. SEA Forum のテーマ募集
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SEAでは、今後もソフトウェア技術者の方にとって魅力的なForum
を企画、提供していきたいと考えています。採り上げて欲しいテー
マやご要望がございましたら、お気軽に、下記の専用メールアドレ
スまでご提案ください。
forum-req [at-mark] sea.jp
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◆6. 本メルマガへの寄稿募集
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本メルマガでは、毎回幹事のコラムを掲載しておりますが、会員の
みなさまからの寄稿も歓迎致します。「メルマガへの寄稿」と明記の
上、下記の問い合わせ先までご連絡ください。
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◆7. SEA on ソーシャルメディアのご紹介
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SEAでは、以下のソーシャルメディアでも最新の情報を
発信しています。フォロー/いいね!を歓迎します。
SEA公式Twitterアカウント: @sea_jp
https://twitter.com/sea_jp
SEA公式Facebookページ:
https://www.facebook.com/SoftwareEngineersAssociation
ソフトウェア・シンポジウム公式Facebookページ:
https://www.facebook.com/SoftwareSymposium
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SEA-MAIL メルマガ版 2012 年 第 3 号
ソフトウェア技術者協会 http://sea.jp/
お問い合わせ先: mailto:office [at-mark] sea.jp
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