6月6日開催:第58回SEA関西プロセス分科会:JAXAにおけるソフトウェアの品質向上と安全保障

      第58回 SEA関西プロセス分科会のご案内
   JAXA におけるソフトウェアの品質向上と安全保障

講師 :宮本祐子 氏
   JAXA(宇宙航空研究開発機構) 情報・計算工学センター

主催 :ソフトウェア技術者協会 関西支部 プロセス分科会
日時 :2014年06月06日(金) 18:30〜21:00 (18:00 開場)
会場 :大阪市立総合生涯学習センター 第5研修室
   〒530-0001 大阪市北区梅田1-2-2-500
   大阪駅前第2ビル6階
   Tel 06-6345-5000 / Fax 06-6345-5019
   ※ 会場が前回までと異なりますので,ご注意ください.

内容 :
  人工衛星など宇宙空間で使われるシステムは実際の運用が始まってか
 らのメンテナンス,改修がほとんどできません.そのため,運用に入る
 前にできる限りの検証,妥当性評価を実施したいのですが,一方で,宇
 宙空間という特殊な空間で動作するシステムのため,運用と全く同じ環
 境での試験を地上実施することはできません.
  このような制約のもとで,如何にソフトウェアを含むシステム全体の
 品質を保証するか,ということが常に品質保証部門に課せられる大きな
 課題です.人工衛星に搭載されるソフトウェアは決して規模の大きいも
 のではありませんが,担う機能の重要性や多様性,複雑度は時代を追う
 ごとに増してきています.
  このような状況の中,ソフトウェアの品質を確保するために,私たち
 は,米国航空宇宙局(NASA)や欧州宇宙機関(ESA)と共に,ソフトウ
 エア独立検証及び有効性確認(IV&V)によるソフトウエア製品の品質保証,
 安全性確保を実施しています.またプロセス面ではISOの準拠したプロ
 セスアセスメントを導入するなど,プロセス保証活動にも力を入れてい
 ます.
  講演では,私たちが取り組んでいるIV&Vやプロセスアセスメントなど,
 ソフトウェア品質向上のための活動やそこでの課題,宇宙システムにお
 ける安全を確保するための設計,安全性保証活動のアプローチの紹介し
 ます.

講師紹介
宮本祐子(みやもと ゆうこ)
  筑波大学で物理学を専攻し,粒子衝突実験のシミュレーションや検出
 器の開発に従事.
  またその技術を利用し,実際に欧州原子核研究機構(CERN)における
 粒子衝突実験に参加.
  大学院卒業後,三菱スペースソフトウェア株式会社に入社し,H-IIB輸
 送機(HTV)初号機の搭載ソフトウエア開発に従事し,NASAからの要求
 に基づく安全要求を実現するソフトウェアシステム開発を担当
  その後JAXAへ転職.ソフトウェア独立検証,ソフトウェアプロセス改
 善など,ソフトウェアの品質向上のための業務に従事.

参加費用:
SEA正会員: 1,000円
SEA賛助会員:1,000円
学生:     500円
一般:    2,000円
※ 懇親会参加費は別途実費負担

定員 :36名

申込方法:
以下のページからお申し込みの受付を行っております.
http://kokucheese.com/event/index/167716/
### 06/05(木)までにお申し込みください###

ご注意)
 - 受付は先着順で,定員になり次第〆切とさせていただきます.
 - メール,FAXなどWebページ以外からの申し込みは受け付けておりません.
 - お申し込みの受付け後,確認メールが自動的に返送されます.
  確認メールを印刷し,当日受付時に持参ください.
 - 申し込み手続きについて不明点などございましたら下記までご連絡ください.
  seakansai-req [at-mark] sea.jp
 - 参加費は当日会場受付にて現金でお支払いください.
 - 領収書が必要な方は,申し込み時に「領収書要」にチェックしてください.