第 27 回 SEA 新春教育フォーラム 2019

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第 27 回 SEA 新春教育フォーラム 2019

~大学教育のあり方と今後の展望~

主催:ソフトウェア技術者協会(SEA)/教育分科会(sigedu)
共催:熊本大学教授システム学研究センター

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小中高から大学まで,文部科学省主導の教育改善をはじめ,現場の先生方の自発的な授業改善など,近年とみに改革の活動が活発になってきているようです.そうした中でも,社会人として世に人材を輩出するという役割を担った大学は,様々な問題を抱え,今後のあり方を含め,試練の真っ只中にあると思われます.教育と研究という大学のミッションの両輪を着実に回しつつ,より良い世界を作っていくために「21世紀の大学はどうあるべきなのか」というビジョンを持つと同時に,そのビジョンをいかにして教育現場に具現化していくかが大きな課題であると思います.

今年の新春教育フォーラムでは,大学の現場において,先進的な授業改善・教育改革に取り組まれている先生方を迎え,創造的なソフトウェア技術者の育成も視野に入れながら,幅広く今後の活路を見出すべく議論したいと思います.

1.開催日
  2019年1月25日(金) 13:00~17:30

2.開催場所
  キャンパス・イノベーションセンター東京 5階 508

3. プログラム
  日時 セッション内容 発表者(担当者)

 13:00 受付開始

 オープニング 実行委員長 米島 博司

(1)大学での取り組み事例

■ 大学の「使命」をあらためて考える」 石井 雅章(神田外語大学)

 学術的もしくは専門的な知識・技術を体系的に次世代へと継承する機関としての大学は,今後どのような役割を果たすことが求められているのか.
 学問の継承者の立場からは程遠いところで大学教員として生きてきた自身の取り組みや,自然言語処理技術の急激な発展に飲み込まれるかもしれない外国語大学の役割などを事例にしながら,大学の「使命」について参加者と一緒に考えてみたい.

■ 「専門職の大学院での教育設計」 石井 美恵子(国際医療福祉大学)

 2018年4月に日本で唯一の災害時の保健医療に携わるすべての専門職を対象とした修士課程を開講した.フィールドでの実務経験を理論と融合させ,より高度な技能の修得や専門領域の発展に寄与できる人材育成を目指した教育設計について検討する.

■ 「大学生の「学び」改革」 河村 一樹(東京国際大学)

 大学氷河期を迎え,新たな道を切り開く時期がきている。大学が抱える多くの課題に対して網羅的に取り上げるのではなく,大学生の「学び」改革に的を絞り込む。それには,大学において学生が自ら学ぶための場と環境を提供する仕組み(統合化学習プラットホーム)を構築する必要がある.これによって,「学び」の結果ではなく,「学び」の過程を可視化して評価するというプロセスを確立する。

■ 「大学生の意識調査から伺えること」 塙 雅典(山梨大学教育国際化推進機構 大学教育センター)

 国立教育政策研究所では平成26年および平成28年に「大学生の学習状況に関する調査」結果を公表している.これらの結果から見えるのは,大学生の学習への関心の低さである.山梨大学でも2015年度より河合塾が主催する「日本の大学生の学習経験調査」に参加して学生の意識調査を継続して行うとともに,授業評価アンケートと授業科目毎の成績のクロス集計,自由記述意見のテキストマイニングなどを実施して,状況把握に努めている.本報告では、これらのデータを参加者の皆様と共有し,今後の大学教育の方向性について議論したい.

(2)パネルディスカッション「大学はどのように変わるか?」  座長 鈴木克明(熊本大学大学院)

 我が国におけるインストラクショナルデザイン(ID)の権威である鈴木先生に,4人の発表を振り返りつつ,会場の参加者を交えながら,IDの視点を交えつつ,これから大学はどのように変わっていったらいいのかについて議論を進めていただきます.

17:20(解散) 予定時刻は若干前後に変更となる場合があります.

17:30 懇親会(有志)

4.定員: 25 名
  お申し込み順です.定員になり次第受け付けを締め切ります。

5. 参加費
  SEA 正会員: 1,000 円  SEA 賛助会員: 2,000 円
  一般: 3,000 円  学生: 1,000 円

  懇親会参加される方は別途実費徴収します。

6. 申込期限:2019年1月24日(木)

7. 実行委員 米島 博司(Performance Improvement Associates 代表)

8.お申し込み方法
  下記のフォームに必要事項を記入の上,送付先までお申し込みください。

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第27回SEA新春教育フォーラム2019  
   2019年1月25日(金)
       参 加 申 込 書
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送付先E-mail: sigedu_entry [atmark] sea.jp
※[atmark]は該当する記号に置き換え,前後の空白は削除してください。
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氏名:     (フリガナ)
性別:□男 □女
種別:□SEA会員(会員番号: ) □SEA賛助会員(組織名: ) 
   □一般 □学生
所属団体名:
部門:
役職:
住所:

TEL:( )-( )-( )内線( )
E-mail:
懇親会参加: 参加する・参加しない
領収証: 不要・要(あて先名:          )

当フォーラムで議論してほしい問題など(その他ご要望)