SIGSoSについて

1. 趣旨活動内容

以下の活動を通じて,システムオブシステムズ(以下 SoS と略記) を分類・定義し,発生する問題を整理し,対処策を共有する.

・SoS に関する調査(文献調査、ヒアリング)

・SoS に関する事例調査を通じた問題点の整理と解決策の検討

 2. 背景

SoS を,分散システムを土台とする,オブジェクト指向,コンポーネント指向,サービス指向,システムオブシステムズという,再利用技術発展の流れとして位置づけたとき,様々なクラスが存在するが,現在,世の中の多くの情報システムは SoS として位置づけることが可能である。

SoS では,(1) システム境界が不明確なため要求定義が困難である,(2) 異なる組織によって管理されるためSoS構成要素(システム)が独自に進化する,(3) 統合時に発生するエラー(創発特性)への対応が困難である,(4) 従来の信頼性保証プロセスが適用しにくいなど、多くの問題が報告されている.また,セキュリティやセーフティの問題がこれに絡み,事態をさらに複雑にしている.

これらの問題は,クローズドなシステムを対象として発展してきた伝統的なソフトウェア工学の成果では対処できないものが多い.

3.  活動計画

年に2回ほどの会合により,この問題に関する情報を交換・共有することにより,問題に対する認識を深め,解決策を模索する.

場所: [東京都内を予定]
時間: 水曜または金曜日の18:00~21:00 [予定]
会費: 無料

世話人 落水 浩一郎