SEA-MAIL メルマガ版 2012 年 第 9 号

(下記メルマガは、2012年12月19日にSEA会員向けMLに発信されたものです)

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◆SEA-MAIL メルマガ版 2012 年 第 9 号◆
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本メルマガでは,定期的に SEA 主催のイベント情報や幹事による
コラム等をまとめてお伝えします.

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◆目次
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1. これから開催するイベント
2. これまで開催したイベントのレポート
3. 幹事コラム: 荒木 啓二郎
「Korea-Kyushu Joint Workshop on ICT 報告」
4. SEA Forum のテーマ募集
5. 本メルマガへの寄稿募集
6. SEA on ソーシャルメディアのご紹介

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◆1. これから開催するイベント
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これから開催する SEA 主催のイベントです.

●ソフトウェア・シンポジウム2013
ソフトウェア・シンポジウム2013は,2013年7月に岐阜の
長良川国際会議場で開催されます.

現在論文募集中です.
投稿締切: 2013 年 3 月 8 日 (金曜日)
採否通知: 2013 年 5 月 中旬
最終原稿締切: 2013 年 6 月13 日 (木曜日)
シンポジウム: 2013 年 7 月 7 日 (日曜日)〜 10 日 (水曜日)

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◆2. これまで開催したイベントのレポート
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●開催報告:第26回SEA教育ワークショップ2012
教育分科会(sigedu)が10月25日から27日にかけて開催した第26回
SEA教育ワークショップ2012について,今年も詳細なレポートが公開
されました.
http://sea.jp/?p=1290

●開催報告:セミナー:「ソフトウェア開発におけるオープンソース
の位置づけとその変化,これから」
ソフトウェア技術者協会(SEA)九州支部では,オープンソースカン
ファレンス2012福岡にて上記のセミナーを開催致しました.(オー
プンソースソフトウェア協会との共催) その開催報告が掲載されて
います.
http://sea.jp/?p=1300

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◆3. 幹事コラム: 荒木 啓二郎
「Korea-Kyushu Joint Workshop on ICT 報告」
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去る2012年9月20日(木)から22日(土)に韓国浦項理工大学校
(POSTECH)の POSCO International Center において,情報処理学会
九州支部と韓国情報科学会ソフトウェアソサイエティの共催,ソフト
ウェア技術者協会 (SEA) の協賛でKorea-Kyushu Joint Workshop on ICT
(https://www.ipsj-kyushu.jp/events/kouenkai-init.action?event_num=4 )
という国際イベントを開催いたしました.本稿では,この国際イベン
トを開催するに至った経緯とともに簡単な報告を述べることにいたし
ます.

私は,2011年度と2012年度に情報処理学会九州支部の支部長を務め
ております.ここ二十年くらい情報処理学会での活動をほとんどして
いなかった私は,情報処理学会が2010年7月1日付で一般社団法人に移
行したことに伴い,各支部の運営が大きく変わることとも知らずに,
断りきれないしがらみから九州支部長を引き受けてしまいました.し
かも,同時期にプロジェクトマネジメント学会の九州支部長も引き受
けることになりましたが,こちらは,幹事を務めてくださっている
NTTデータ九州の方に全面的にお世話になっているので,イベントに
時々顔を出すくらいで,楽をさせて貰っています.

情報処理学会が一般社団法人となったことによって,それまで,独
立性の高かった各支部が学会本部の理事会の管理下に置かれて,支部
役員,予算案,事業計画案,決算報告,事業報告などが本部理事会の
承認を受けることとなりました.各支部の規約なども改訂しなければ
なりません.昨年度は,本部から提示された新しい支部規約案の雛形
を基にして,九州支部の新たな規約を本部に提示して承認を求めなく
てはなりませんでした.この件について,九州支部の役員メイリング
リスト上で意見や提案を求めても,反応がありません.しかたないの
で,支部長として雛形を基にあれこれ考えて九州支部に合うよう修正
して支部役員に提示して,若干の修正意見をもらって,本部に返しま
した.その際に,本部にいくつか問い合わせをしたのですが,他の支
部からは,ほとんど問い合わせはなかったとのことでした.また,本
部も私が指摘して初めて気付いたこともあったようです.学会支部の
運営について,真剣に考えている人はいないのかな,そんな事は他人
事であって,どうでも良いと思っているのかなと感じてしまいました.

それはさておき,支部長会議に出席した時に,各支部の財務状況が
提示されて,過剰な繰越金を持っている支部に対して適正範囲内に納
めるように要請がありました.九州支部は,年間予算と比較すると,
繰越金の割合が支部の中で格段に突出しておりました.歴代の九州支
部長はじめ役員の皆さんが,自分たちが役員の年に赤字を出す訳には
いかないと,少ない予算のなかで大変な努力と工夫をして九州支部を
運営してこられました.赤字を出さずに,すなわち,毎年いくばくな
りとも黒字を残してきた結果,塵も積もれば何とやらで,繰越金が沢
山貯まってしまったのです.

幸か不幸か,私が支部長の時に,繰越金を遣えとの本部からの強い
指導です.中洲で遣うことができれば,あっという間に遣ってみせま
すけど,残念ながら,それは許されません.そこで,思い出したのが,
以前,SEA 主催で日韓で開催していた国際イベント Joint Workshop
on System Development (JWSD) です.あれに似た国際イベントを日
韓で開催しよう.繰越金をつぎ込めば3年間は実施できるだろう.そ
う考えて,情報処理学会の本部理事会に提案して,今年度は,その第
一年目として,冒頭に述べたように韓国 POSTECH で国際イベントを
開催いたしました.

SEA に縁の深い POSTECH の姜教哲先生 (Prof. KyoChul Kang) にご
相談して,日韓の国際イベント開催にご賛同いただき,会場や宿舎の
手配,プログラム委員長の推薦,基調講演者の招聘など,何から何ま
でお世話になりました.情報処理学会九州支部では,2012年度の事業
計画の中にこのイベントを実施することを記載し100万円の予算を計
上して,情報処理学会理事会で承認を得ました.情報処理学会では,
学生会員を増やすことに力を入れるという方針を掲げておりますので,
情報処理学会学生会員には,格別の支援を行うこととしました.

参加者は,合計46名でした.当初の提案では,根拠のない適当な見
積もりを行って,参加者数50名と想定しておりましたが,偶然にもそ
れに近い数字となりました.内訳は,基調講演者2名,韓国からの一
般参加者10名,韓国からの学生18名,日本からの一般参加者11名,日
本からの学生5名です.ワークショップの直前に韓国の情報分野の先
生がお亡くなりになったとかで,ソウルで行われる葬儀に参列するた
めにこちらのワークショップを急遽キャンセルした先生もいて参加者
が減ったそうですが,韓国からこれだけの参加があったことは,ひと
えに Kang 先生のお力によるものです.また,ソウルから自ら車を運
転して初日のレセプションに現れた高麗大学校の Prof. SungDeok
(Steve) Cha は,翌日の夕方の世界遺産見学まで付き合ってくれて,
夜のバンケットには出ないで,車でソウルまで帰って行きました.日
本からは,SEA の関係者にも多数ご参加いただきました.この場を借
りて御礼申し上げます.日本からの学生の参加者が少なかったことに
ついては,せっかくの情報処理学会学生会員への手厚い支援策が期待
したほどには効果を上げなかったということで,少し残念でした.次
回は,宣伝と勧誘にもっと力を入れることにします.

ワークショップの内容は,一般講演16件,基調講演2件,レセプショ
ン,POSCO(浦項製鉄所)見学,世界遺産見学,バンケットと大変に
充実したものになりました.基調講演は,NIPA(日本の IPA のよう
なもの)の SEA(Software Engineering Center) 所長の Dr. SangEun Lee
( http://www.software.kr/mbs/swen/subview.jsp?id=swen_010100000000 )
と,Kang 先生の弟子で現在イギリスの Lancaster Univ. にいる Prof.
JaeJoon Lee の二人にお願いしました.プログラム委員長は,韓国側
Prof.Kwan Woo Lee(Kang 先生の弟子で,現在はソウルにある
Hangsun Univ. )と日本側の中西恒夫先生(九州大学)が務めて下さ
いました.西野浩明先生(大分大学)には,Publication Chair とし
て Proceedings の編集に尽力して頂きました.Proceedings には,
ちゃんと ISBN を付けようということで,これら3名の先生方には,
いろいろと面倒な仕事をして頂きました.おかげで立派な Proceedings
が出来上がりました.近いうちに,情報処理学会九州支部の web上に,
今回のワークショップの報告を掲載する予定です.取り敢えず,ワー
クショップのスナップ写真は,http://goo.gl/njl9W を御覧ください.

一般講演では,学生の発表が多かったのですが,かつての JWSD の
時のように,初めて国際イベントで発表する学生達に対して和やかな
雰囲気のもとに的確な質問や指導がなされる様子を見て,このような
小規模ながら実質的に内容のある国際イベントの重要性を改めて感じ
ました.基調講演をした JaeJoonLee も,自分が初めて発表した国際
イベントは JWSD だったので,その時のことを思い出して懐かしいと
言っていました.他の参加者も,とても楽しんでいたようで,非常に
有意義なイベントとなりました.

情報処理学会九州支部では,少なくともあと2回は同様の国際イベン
トを開催することになるかと思います.「思います」と書いたのは,
来年度以降は,私はもはや九州支部長ではなくなり,このようなイベ
ントの開催は後任の九州支部長のご意向に依存する訳ですが,一応,
いまのところ,次期支部長予定の某先生の御理解も頂いて来年度も同
様の国際イベントを開催することができる見込みです.

今回は,100万円の予算を計上していたのですが,POSTECH の施設を
利用できたことと韓国での物価が日本と比較して安かったことなどで,
情報処理学会九州支部としては60万円程度しか遣わずにすみました.
これからも韓国で開催できれば,安く開催できますけど,毎回韓国の
方々にお世話になる訳にはいきません.次回の2013年度は,九州で
( 温泉好きの韓国人に配慮して別府方面か:-) 開催することになる
かと思います.そして,Kang 先生のお考えに従って,今回のように
日韓の国際イベントにとどめずに,参加国を増やしてより国際的なイ
ベントにしようと思っております.次回以降も,SEA の御支援と関係
各位の御参加をよろしくお願いいたします.

最後に,これも SEA と縁の深いソウルの西江大学校 (Sogang Univ.)
のProf. SooYong Park がワークショップの翌週に,前掲の韓国 NIPA
の理事長に就任する ( http://www.nipa.kr/eng/messagefromthepresiden.it ) ということ
で,彼自身はワークショップに参加できなかったけれども,西江大学
校からも講演発表してくれた他に,レセプションの後の二次会の最中
にKang 先生に電話をかけてきて,私も NIPA 理事長就任のお祝いを
述べることができました.韓国の大統領候補者の一人である朴槿恵女
史は,SooYong と同じ西江大学校の卒業なので,彼女が大統領に就任
すると SooYong は NIPA の理事長どころではなくて,教育科学技術
大臣あたりに就任するのではないかと勝手に妄想を膨らませて楽しん
でいます.Kang 先生は,もしそうなったら,SooYong に電話しても
電話をとってもらえなくなるだろうとか,ほんの僅かで良いので,たっ
たの百万ドルばかりで良いので研究費を貰いに行こうとか冗談でおっ
しゃっております.この駄文が皆様の目に触れる頃には,韓国の新し
い大統領も決まっているかもしれませんから,これらの妄想や冗談が,
果たして妄想や冗談で終わるか,それとも,現実のものとなるか,見
えてくるかと思います.

いずれにしても,これまで SEA 主催で開催してきた国際交流イベン
トで知り合った彼らと,いまでも親しく付き合うことができるという
ことは,とても嬉しいことであり,かつ,有り難いことです.今後と
も,SEA がこのような有意義な国際的な活動を実施することを期待す
るとともに,私自身としては,それに対してできる限りの協力をした
いと考えております.

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◆4. SEA Forum のテーマ募集
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SEAでは,今後もソフトウェア技術者の方にとって魅力的なForum
を企画,提供していきたいと考えています.採り上げて欲しいテー
マやご要望がございましたら,お気軽に,下記の専用メールアドレ
スまでご提案ください.

forum-req [at-mark] sea.jp

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◆5. 本メルマガへの寄稿募集
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本メルマガでは,毎回幹事のコラムを掲載しておりますが,会員のみ
なさまからの寄稿も歓迎致します.「メルマガへの寄稿」と明記の上,
下記の問い合わせ先までご連絡ください.

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◆6. SEA on ソーシャルメディアのご紹介
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