支部活動

SEA名古屋支部と教育分科会のジョイントフォーラムが8月27日、名古屋駅前の愛知県産業労働センター(ウインクあいち)で開催されました。

今年で5回目を迎え、毎年夏の恒例となったジョイントフォーラムは、(株)サイエンスハウスの飯箸泰宏さんの講演で始まりました。
飯箸さんが過去に手がけられたソフトウェア開発のお話を紹介され、それらの中で「衝撃」に着目した考察を示されました。

次に、名古屋大学大学院情報科学研究科 附属組込みシステム研究センター(NCES)研究員の森孝夫さんが、「設計学に学ぶ、ソフトウェア教育で本当に必要なこと」と題して講演をされました。森さんは、設計はなぜ難しいかを説明された上で、設計の力を向上させるために有用な様々な考え方、思考のツールを紹介されました。

二つの講演の合間を利用して、参加者全員の自己紹介の機会が設けられました。各参加者が自分のプロフィール、興味関心のありかなどを話され、参加者相互の理解を図ることができました。

世博記念ワークショップ –「次世代型オフショアを考える」(開催済み)

発表の風景

無錫の部屋の様子

上海フォーラムに引き続いて開催場所を、無錫に移動し、アウトソーシング開発区のO-Parkを会場に「オフショア」の問題をみつめ意見交換と討論を、7月23日と24日の両日行いました。

日本から11名、中国から10名の参加があり、O-Parkの紹介や街作り、OSS、コミュニテイ、ビジネス、グローバルプロジェクト管理をテーマに話題提供を受けながら、経験交流を行いました。
開催プログラム。
その中で、地元でRubyをコアに事業を展開している若い経営者の話や、若い世代2人のプロジェクト経験のコラボレーション発表があったりして刺激に富んだワークショップになりました。

現在オフショア開発は日本の経済事情から一時ほどの勢いはないようですが、単なるコストダウンだけの狙いよりも一段と緊密で互いの特長を生かすパートナーシップの重要性が強調されました。会場となったO-Parkは建築途中で、センター内の完成模型が実現すると、アウトソーシングの未来区ができそうです。一体どのように進展するのか、定期的に観察をしていきたいと感じました。

無錫最後の夜は、日本からオブザーバ参加された「頭脳警察」のPANTAさんのロックコンサートで盛り上がりました。ローカルアレンジメントの増満さんの手配で、ライブハウスを約2時間独占しました。戦うロック歌手として年齢を感じさせないPANTAさんの歌と詩にすっかり参った夜でした。

張家界の山々

世界遺産でもあり中国森林公園での張家界ワークショップは、7月26日に開催しました。
参加者は日本から9名、中国から4名で、テーマとしては「日中韓印の技術交流を考える」として中国、韓国、インドとの今までの交流をもとに今後を展望しようとのことでした。議論は風光明媚な景色を楽しみながら、奇岩や山を見ながら、オープンな議論が交わされました。

現在無錫ワークショップに参加されたメンバーに感想文を依頼していまして、まとまり次第、発表された資料などを公開するべく準備をしています。

SEA上海支部・杉田義明 (8月5日)

世博記念フォーラム –「無形労働価値とソフトウェア技術移転」(開催済み)

上海フォーラムでの会場と討論の様子。

3つの地域を遠征しながら連続で実施するイベントのまず最初のフォーラムを、SIGEDU、SEA九州支部および地元の上海オフショア開発フォーラム(SOF)の主催で7月22日に開催しました。

日本から10名、地元から11名の参加があり、無形労働、OSS、技術移転をテーマに話題講演と引き続いての討論を行いました。その中で「もぐら」経営者の新井さんの「創造性」の話をきっかけに、オブザーバ参加のPANTAさんを巻き込んで議論が拡大しました。

アンケートによると中国のでのソフトウェア開発の実態を知ることができたとかで、好評でした。講演資料は現在編集中であり、準備ができ次第案内の予定。

SEA上海支部・杉田義明 (8月5日)

■ 第5回 SEA名古屋支部・sigeduジョイントフォーラム2010 ■
テーマ:「ソフトウェア教育と制御理論および設計学」

当フォーラムでは、毎年、グローバル化しつつあるソフトウェア開発の生産性向上や、それを支える技術者の育成をテーマに議論を重ねてきておりますが、今回のフォーラムでは、ソフトウェア教育におけるポイントと制御理論に着目し、より高度なレベルの生産性を可能とするためのコミュニケーションのあり方や、制御システムについての展望を探ります。また、「設計学に学ぶ、ソフトウェア教育で本当に必要なこと」と題して、講演&討論を行ないます。
ソフトウェア開発に関して活発な議論が期待できますので、ソフトウェア開発に携わる方をはじめ、技術者育成に関係される皆様の参加をお待しております。
詳細はこちら

SEA九州支部 特別セミナー:セーフウェア – システム安全とコンピュータ(開催済み)

大学の先生・学生さん・民間企業の方など、11名の方に参加していただきました。また、メディアの方も取材に来られていました。セミナーでは、松原さんからシステム安全に関する多角的で示唆に富む内容をご指導いただきました。特に、豊富なご経験に基づく日本での事例や原著者であるナンシー氏との長年の交流に基づく的確な指摘(書籍の中でも重要なポイントや込められた意味など)といった、書籍「セーフウェア」を購入しただけでは知ることができない情報も盛りだくさんでした。

講師の松原さんのご好意により、当日使用されたスライドデータを添付致します。

最後の質疑応答も活発でした。具体的には、技術者の教育・いかにして事故を想定するか・技術やノウハウの伝承・信頼性と安全性との関係などに関する質問が出て、それをきっかけに講師と参加者の間で非常に距離の近い意見交換がなされました。

もう少し時間に余裕のあるプログラムであれば得るものがもっと多かったかも知れませんが、システム安全に関して深く考える貴重な機会になったのではないかと思います。講師の松原さん、開催に多大なご協力をいただいた皆様、参加者の皆様、本当にありがとうございました。

SEA九州支部 古賀 克之

上海世博を記念して中国の3拠点で連続フォーラム、ワークショップで、個別のイベントに参加することも可能です。

  • 上海フォーラム:「無形労働価値とソフトウェア技術移転」(7月22日)
  • 無錫ワークショップ:「次世代型オフショアのあり方」(7月23日-24日)
  • 張家界ワークショップ:「今後の日中韓印グローバル技術展望」(7月26日)

案内の詳細

SEA名古屋支部では、原則として毎月名古屋でForumを開催しています。今月は5月20日に名古屋国際センターにて、下記のテーマで開催します。

(詳細な内容や申し込み方法については、上記のリンク先を参照してください)

SEA九州支部では、2010年6月3日(木)に熊本で下記のイベントを開催します。

主催:ソフトウェア技術者協会 九州支部
くまもと技術革新・融合研究会(RIST)
共催:熊本県産業技術センター
熊本県工業技術振興協会

SEA九州支部と九州大学システムLSI研究センター(SLRC)は、2010年6月2日(水)に特別セミナー「セーフウェア – システム安全とコンピュータ」を開催致します。NPO法人 九州組込みソフトウェアコンソーシアム(QUEST)、くまもと技術革新・融合研究会(RIST)との共催です。詳細やお申し込みについては、下記のページをご覧下さい。

翌日6月3日(木)には熊本でも同様のイベントを開催します。

北陸支部(準備中)